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線で成長を感じる

GW中に2021年の卒業生を訪ねました。彼女は当校が国際バカロレア教育(IB)をはじめた1期生で、現在は大学3年生。私は彼女が中2〜高1の期間、MYP(IBの中1〜高1の課程)の個人と社会を教えました。彼女は在学当時から思考スキルとリサーチスキルが抜群で、書き上げるエッセーが一級品。今でも彼女の高校1年次の論文「日本の貿易が増加したことで得ることのできた2つの利益」を鮮明に覚えています。

探究の視点、関連する論文やデータを的確に活用したリサーチ力。「効率の向上」や「市場規模の拡大」という仮説を説得力を持って論証していました。当時彼女が書いたリフレクション(課題を終えての振り返り)を引っ張り出してみると、

 

1度、時間に間に合わないことがあり、同じ失敗を繰り返さないために、計画や時間配分も考えることができたと思う。立てた計画を全て実行することはできたと考える。しかし、途中調査が足らず、更に調査を行うことがあったが、調べるうちに新たな疑問が浮上し、終わらなくなってしまった。」

 

色々苦労しながら頑張っていたな〜、と改めて感じました。

大学でも認知科学に基づいた学び方を学び、自分で探究したり同僚や教員と議論することが多いようです。しかも半数は海外からの学生のため英語で行うことも多い。「たいへんだね〜」というと彼女は「開智日本橋で同じようなことをやっていたので普通ですよ」と話していました。

訪問時にはTA(補助教員)として新大学1年生に「リサーチスキルや思考スキル、議論やプレゼンの方法」を向上させる授業を担当していました。上手にファシリテーションしていて何とも言えない感慨深い気持ちになりました。卒業生に久しぶりに会うことができたという純粋な喜びとともに、12歳からどのように成長しているのかを肌で感じることができた、教師冥利に尽きる訪問でした。