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[2-4年]夏期ロサンゼルス語学研修

7月30日より8月13日まで2~4年生の希望者で夏期語学研修を米国・ロサンゼルスで実施しております。以下、その様子をご報告致します。

[1日目]大勢の保護者の皆様に羽田空港でお見送りをして頂いた後、約10時間のフライトを経て米国カリフォルニア州にありますロサンゼルス国際空港(LAX)に午前中に到着しました。今年は26名が参加しております。昼過ぎに空港からバスで語学学校に到着しまして、ウェルカムパーティとしてピザを頂き、プレイスメントテストの受験とその結果によるクラス分けの発表、各種オリエンテーションの実施の後、各生徒とホストファミリーの顔合わせがあり、初日の行程は終了致しました。2日目より、午前中は英語の授業、午後は各種アクティビティを毎日実施予定です。

 

 

 

[2日目]

本日より午前中は語学学校で英語の授業、午後は各種アクティビティとなります。本日が語学学校での初授業でしたが、他国の留学生たちとレベル別のクラスで熱心に学ぶ生徒達の姿が見られました。先生方も大変一生懸命教えて下さっています。昨日のプレイスメントテストで今日のクラスに各自がまずは割り振られましたが、今日の授業を受けてみて他のレベルのクラスへの移動の申し出は各自が出来ますのでぜひ自分にとって最善なクラスを目指してもらいたいと思います。文法、リスニング・スピーキング、リーディングをそれぞれ違う先生が担当しています。

午後はガイドの方が同行して、バスで映画の都ハリウッド観光に出かけました。「ハリウッド」と聞くと誰もが思い浮かべる、山の上にそびえるHOLLYWOODの看板や、世界一有名な映画館と言われるTCLチャイニーズ・シアター(最新作のワールドプレミアの会場や世界最大のIMAXシアターとして知られています)、アカデミー賞会場であるドルビー・シアターの入っているモール等を訪れ、そのスケール感に一同圧倒されました。(以下、ご覧下さい。)

言わずと知れたHOLLYWOODサインです。

当初はこの地域の不動産開発のために設置された「HOLLYWOODLAND:ハリウッドの土地」という看板でしたが、のちにLANDの4文字が撤去され、今の姿となりました。

TCLチャイニーズ・シアター

本日はハリウッドスターを招いてのイベント等があるのか、レッドカーペットが置かれていました。

TCLチャイニーズ・シアター前の歩道に刻まれている、エンターテイメント業界で活躍した人物名が記載された星形プレートの中には日本のゴジラのものもあり、米国でのゴジラの人気の高さが分かります。

アカデミー賞受賞会場であるドルビー・シアターに続いている有名な階段です。授賞式当日はノミネート者や招待者が皆この階段を登ります。本日来訪時に奇跡的に空いており、記念写真が撮れました。

アカデミー賞授賞式会場であるドルビー・シアター入り口です。

街中には有名人の壁画もあります。

明日は午前中は語学学校で授業、午後はカリフォルニア科学博物館で現地学生とグループワークを予定しています。

[3日目]

毎週木曜日は語学学校はテストの日であるため、生徒達もテストを受け、現状の振り返りに活用することが出来ました。

本日午後は現地の学生(高校生・大学生)計5人が参加の上、カリフォルニア・サイエンス・センターに行きました。ここで5グループに分かれ、各グループ毎に担当の現地学生と共に英語を使いながら館内を回り、ワークシートに書かれたたくさんの英語の質問の答えを展示から探して答えるというアクティビティ(スカベンジャーハント)を実施しました。館内は人と、人を取り巻く環境・生物についての4つのコーナーになっており、エコ・システムズ、ワールド・オブ・ライフなど興味深い展示に生徒も熱心に取り組んでいました。

なお、このセンターには1992年から2011年まで飛行したスペースシャトルのエンデバーの機体が展示されており、来場者が直接目にすることで宇宙・科学に対して大いに関心を持つことのできる設備となっています。

なお、明日午後のニクソン大統領記念図書館でのアクティビティ、来週月曜日のUCアーバイン校訪問にも今回の現地学生は参加してくれます。熱心にかつ朗らかに現地学生達は本校生徒達をサポートしてくれ、初日よりすっかり打ち解けていました。

語学学校外観

現地の学生達と合流

以下もカリフォルニア・サイエンス・センター館内の様子です。

エンデバー前で記念撮影

[4日目]

今日の午前中の授業は、語学学校のスケジュールの関係があり、本校生徒のみのクローズドクラスでした。(来週金曜日も同じです。)

ベテランの先生が本校生徒に3時間(発音、会話、プレゼンテーションを1時間ずつ)授業をして下さり、ラスト1時間はフェアウェルパーティでの日本文化紹介に使う模造紙作りを、その先生がアドバイスをして下さる環境の下で行いました。3時間の授業では生徒達は積極的に参加しており、フェアウェルパーティの模造紙についても自分たちで英語の紹介文、模造紙のレイアウトを考え、引率者として感心し、嬉しく思いました。英語の紹介文を自分たちで書いた後に先生に添削をお願いしに行き、新たな表現や語彙を熱心に学んでいました。

午後は第37代アメリカ合衆国大統領を務めたリチャード・ニクソン資料館を来訪しました。昨日に続き現地学生5人も同行し、グループ毎に現地学生から説明を受けながら、英語で質疑応答をして館内を回りました。生徒たちの世代にはニクソン大統領はそこまで馴染みはないはずですが、1969年というベトナム戦争の真っ最中であり、かつアプロ計画(人類初の月への有人宇宙飛行)の実現という、アメリカ合衆国にとっても変革のあった激動の時代に大統領に就任しており、現代のアメリカを考える上でも重要な人物です。この資料館では彼の生涯(1913年~1994年)を振り返ると共に彼の残した資料・愛用品等が多数展示されており、国・世界・時代に与えた影響の大きさが伺い知れました。なお、今年はアポロ計画から50周年という記念の年のため、同じ会場内で特別展も開催されています。今日の午後の見学を通して、生徒には英語という語学のみならず、歴史・政治・文化面からも引き続き多角的にアメリカを見て行ってもらいたいと思います。早いもので今日で1週目が終了です。明日あさっては各自がホストファミリーと過ごします。次回のホームページ更新は月曜日となります。このホームページをご覧の皆様も良い週末をお過ごし下さい。(以下、ニクソン記念館での写真です。)

[7日目]

早くも本日より現地滞在2週目に入りました。生徒達は各ホームステイ先で楽しく週末を過ごせたようです。

本日は午前中は語学学校で授業を受けた後、午後は先週に引き続き現地の5人の学生さんとカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)を訪問しました。この5人の学生さんの中にUCIに通っている方がおります。英語で大学やキャンパスのことを説明して下さり、キャンパス内を見学しました。UCアーバイン校は全米州立大学ランキングでも上位に入る名門校であり、ノーベル賞受賞者も輩出しています。なお、キャンパス内の建物は現代的なものも多くあり、ハリウッド映画の撮影にも使用されています。マスコットキャラクターはアリクイであり、随所にそのマスコットを見ることが出来ました。規模の大きさ等全てにおいて日本とは異なるため、生徒達にとってまた一つ学びとなりました。

大学の後は、サーフィンに格好の場所として知られるハンティントン・ビーチを訪れました。近日中に大きなサーフィン大会が開催されるとのことで人々も多く、賑わっています。よく映画等でもお馴染みの桟橋の上では現地の人々が思い思いに釣りをしており、静かで豊かな時間が流れていました。なお、現地の学生さん5人が午後のアクティビティに同行して下さるのは本日が最終日となります。先週からの3日間、英語の表現やアメリカのことを詳しく教えて下さるだけでなく、生徒たちにとっては良きお姉さん達としても大変親身に優しく接して下さり、大変慕われていました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

[8日目]

本日は午前中は午前中で授業を受けた後、午後は数多くの映画のロケ地としても知られるグリフィス天文台に行きました。その名の通り、1900年前後に実業家として財を成したグリフィス・ジェンキンス・グリフィス氏の遺言で没後に作られた記念公園内にある天文台です。カリフォルニア州有数の人気観光名所であり、ロサンゼルス市内が一望出来ると共に建物自体がアールデコ調でまるで芸術作品のようです。2日目に市内観光時に見たハリウッドサインもここから見えます。この天文台でロケされた映画としては「ターミネーター」「ジュラシック・パーク」、最近では「ラ・ラ・ランド」、かなり古い作品としては「理由なき反抗」等があります。「理由なき反抗」に主演した伝説のスター、ジェームズ・ディーンの彫像も屋外に飾られています。館内はプラネタリウムに加え、月や太陽、惑星関連の展示も数多くあり、世界各国からの大勢の来場者で賑わっていました。なお、見ものの一つに、地球の自転を証明したことで有名な「フーコーの振り子」(長めの振り子に重りがついているもの)があり、見学中に係員が英語でその振り子の原理を解説していました。使われている英語もわかりやすく、普段の授業で習っている表現が使われている場面として良いリスニングの練習になりました。明日の午後は共に学んでいる語学学校の生徒達(他国からの留学生)とホエールウォッチングに向かいます。引き続きどんどん英語を実際に使ってもらいたいと考えています。

[9日目]

本日は午前中に授業を終えた後、語学学校の他国からの留学生有志とニューポート・ビーチにホエールウォッチングに行きました。語学学校の先生も同行して下さり、2時間半程の船の上で英語を話す良い機会となりました。残念ながらクジラは見られなかったものの、イルカの群れとアザラシに遭遇することが出来、生徒達は大変喜んでいました。船内アナウンスによる解説も英語リスニングの勉強となりました。その後、語学学校に戻り、フェアウェルパーティーの準備を行いました。なお、本日夕方より今回の現地プログラムをコーディネートして頂いている在米の会社の社長さんが行程に同行して下さっています。生徒達にご挨拶も兼ねて、将来の進路選択を考える上でも有意義なお話をして下さいました。

明日はハローキティや けろけろけろっぴ等で有名な(株)サンリオの米国法人のオフィスを来訪させて頂きます。

 

[10日目]

本日は木曜日は午前中のため、生徒達は語学学校で分野ごとにテストを受けました。自分の到達度や今後何をすべきかを把握する上でとても参考になっているようです。

午後はハローキティ等でお馴染みの株式会社サンリオの米国法人のオフィスを訪問させて頂きました。オフィスの中は誰もが知っている各種キャラクターで明るく彩られており、生徒達はオフィスに入った時から目を輝かせていました。行程は前半が社員の方によるプレゼンテーション、後半がオフィス内見学となっておりました。

まずはセールス・マネージャーをお務めになっている村井さんよりサンリオの企業理念、歴史、ライセンスビジネスの具体例等をお話頂きました。生徒達にも分かるように平易なご説明でその本質をお話頂き、皆真剣に聞き入っていました。村井さんご自身が海外勤務を目指すに至ったきっかけや日米での働き方の違いも伺うことが出来ました。その後に最高執行責任者(COO)でいらっしゃるクレイグさんが生徒達に対して、これからの将来を考える上で何を今すべきか、今後何をすべきかについて、ご自身の人生も振り返りながら英語でお話をして下さいました。双方向的に行われ、指名された生徒は英語で答えており、今回の語学研修の成果が見られました。なお、クイズコーナーもあり、正解者には豪華なサンリオグッズを下さる等、楽しい時間を提供して下さいました。多くの生徒から自発的に質問が出たことも引率者として嬉しく思いました。その後はオフィス内の見学をさせて頂きました。今回は特別に工房等の舞台裏も見せて下さり、最後には全員にお土産を下さる等、ご多忙のところ貴重なお時間を割いて下さったサンリオ米国法人の皆様に改めまして一同御礼申し上げます。今回、語学研修に参加した生徒達の中から一人でも多く、将来に海外進学・海外勤務を目指す生徒が現れることを期待しています。

[11日目]

本日午前中は語学学校で本校生徒のためだけの授業が実際され、フェアウェルパーティーの準備の後、学校内で修了式が行われました。一人ずつ修了証が渡され、ディレクターの方のお話の後に、この2週間の学習の成果として何人かの指名された生徒が皆の前で英語で話しました。しっかりと話せていました。今後も自信をもって英語を話してもらいたいと思います。この2週間、語学学校の先生方は大変熱心にご指導下さり、受付の皆さんには非常に親身にご対応頂きました。授業のレベル変更に柔軟に応じて下さり、生徒達が最適の授業を常に受講出来まして大変有意義でした。改めて御礼申し上げます。

 

 
 
 

午後はバスに乗り、ショッピングモールに向かいました。フードコートが多くのショップが集まっているモールであり、多くの人々で賑わっていました。各自お土産を買う等して楽しい時間を過ごしました。

その後、フェアウェル・パーティー会場に向かい、全員で準備を行いました。その後、ホストファミリーが来場してパーティーが始まりました。ホストファミリーの取りまとめ役の方が全員分の夕食を準備して下さっています。まずは本校生徒によるソーラン節の披露で勢いの良いスタートを切った後、ホストファミリーと楽しくお話をしながら夕食を頂き、食後のリラックスしたあたりで折り紙、けん玉、書道、お茶のパフォーマンスが実施され、会場は素晴らしい一体感に包まれました。引率者として大変嬉しかったことは、このパーティーにおいても生徒達が自ら進んで英語を話し、ホストファミリーと積極的にコミュニケーションをとろうという姿勢だったことです。司会も英語で生徒が行い、各種日本文化紹介も英語で説明した後、来場者に文化体験を呼びかけ、食事の提供も生徒がお手伝いしました。最後まで終始和やかな雰囲気でパーティーは行われました。このフェアウェル・パーティーを通して、外国で英語で説明を行い、適宜反応を見ながら臨機応変に次の言葉を考えるという貴重な経験も生徒達は積むことが出来ました。早いもので明日明後日がホストファミリーと過ごす最後の週末となります。各自が週末の予定を楽しみにしながら家路につきました。本日のフェアウェル・パーティーにご来場のホストファミリーの皆様、コーディネーターの方に改めて御礼申し上げます。来週は月曜日朝に空港に向かい、飛行機に搭乗、火曜日に日本に帰国致します。次回のホームページ更新は帰国後となります。このホームページをご覧頂いている皆様も良い週末をお過ごし下さい。

[14・15日目]

月曜日の早朝に語学学校に全員が集まり、朝8時過ぎにはロサンゼルス国際空港に到着しました。その後、諸手続きを済まして11時には飛行機が離陸し、翌日火曜日の日本時間14時半に羽田空港に到着の運びとなりました。今回全員が無事でかつ大きな事故や怪我もなく日程を全う出来まして何よりです。準備段階から本日まで多くの方に多大なご協力頂きました。この場をお借りしまして改めて御礼申し上げます。今回の15日間を通して生徒達は英語のみならず、ホストファミリー宅での生活を通してアメリカ文化を体感出来ました。今後さらにグローバル化が加速する世界では様々な文化を相対的に見られることが求められます。今回の語学研修で得たことを各自が今後の学校生活や日常生活、他者との接し方に大いに活かすことが出来れば、引率者としてこれ以上嬉しいことはありません。なお、最後になりましたがこの御報告を毎日ご覧下さり、ありがとうございました。まだまだ暑い日が続くことが予想されます。皆様くれぐれもご自愛下さい。