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8カ国からのFaculty(教員チーム)

お昼前に校内を歩いていると中1が面白い授業をやっていました。カナダ人の先生が日本とカナダの生活習慣(挨拶の仕方、話し方、謝り方等)をベン図(丸二つを重ねた表)を使って生徒に意見を書いてもらっています。日本しかない習慣(おじぎ)、共通する習慣(握手)、カナダにしかない習慣(頬キス?)だと思うものを生徒が黒板に書いていきます。中1ですが英語で書きます。先生はほぼナチュラルスピードで話していて(当初大丈夫かと思いましたが、1ヶ月経って慣れてきたようです)、生徒になぜそう思ったのか聞いています。

別の中1の教室では英語での「効果的な自己紹介の仕方」をケニア人の先生と生徒たちが一緒に考えています。単語や文法の引き出しが少ない中で皆よく頑張っているな〜と感心します。

職員室に戻ってくると日本人の先生(哲学専門の国語の先生)とアメリカ人の先生(アートを学んだことのある英語の先生)が、アートの知識とは芸術家側と観る側の性格や専門性によってどのように捉え方が変わるかを議論しています。この学校は65名の教員のうち30%が日本以外の国籍を持つ先生もしくは日本人のバイリンガルです。


8カ国(アメリカ、カナダ、インド、スペイン、南アフリカ、シンガポール、ケニア、日本)からの先生で構成されています。教育の中での多様性理解の重要性が叫ばれています。生徒も教職員も、日常から価値観や物の見方の違いを体験し、摩擦が起きても折り合いをつけていく方法を学んでいくことが重要です。多様性があり「多様性を尊重する」環境を大切にしていきたいと思います。私個人としては多国籍で個性豊かな先生方がいることで、単純に刺激的で楽しい毎日を過ごしています。生徒たちにもこの環境を生かしてほしいと思っています。