【4年生・化学】世界のバイオーム

ねらい

気候と植物の関係性や植物と人間生活の関係性について、生徒が興味を持った地域について調査していくことで、積極的に植生の多様性と分布を理解する姿勢を目指す。また、調査した内容についてプレゼンテーションをする過程で、自身の理解をより深めるとともに、プレゼンテーションスキルの向上を目指す。

 

概要

1時間目 バイオームとは?(導入)

(目標)バイオームの基礎知識を得る。 

 

2~4時間目 プレゼンテーションの準備

(目標)教科書の中からバイオームを班で1つ選び、そのバイオームについてのプレゼンテーションの準備を進める。

・どのような地域にあるか?

・どのような気候にあるか?

・どのような植物が生息するか?

・なぜそのような植物が生息するのか?

・どのような動物が生息するか?

・なぜそのような動物が生息するのか?

・そのバイオームは人間生活とどのような関わりを持つのか?

などの項目について調査していく。

 

5~7時間目 プレゼンテーション

(目標)プレゼンテーションを行う。発表を聞いて得た知識や浮かんだ疑問についてフィードバックシートを書き、知識を体系化する。

 

成果(ふりかえり) 

導入では、教師からの情報は必要最低限にとどめ、準備の過程で生徒が自ら疑問を持つこと、それに対して調査していくことを目指した。webサイトや教科書での調査のほか、教員へアドバイスを求めるなど積極的な姿勢を持つ生徒も多かった。

プレゼンテーションでは、聴講者の興味を引くことに注力しすぎる班もみられたが、ほとんどの班では与えられた項目について良く調査ができていた。発展的な内容についてもまとめることができている班もみられた。

この単元では、教師からの知識の提供はほぼ無く、生徒たちが学んだことをお互いに発表しまとめていくという形式をとったが、筆記試験においても十分な知識の定着はみられたため、選択肢の1つとしては良いと感じた。

(佐久間貴之)