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校長室とコーチング

校長室はできる限りドアを解放するようにしています。先日の始業式でも「休み時間はできる限り校長室の扉は開放しておくから遊びにきてね」と子供達に話しました。おかげさまで、毎日たくさんの生徒が来てくれるようになりました。先日、体育祭実行委員長と副委員長の二人が相談に来てくれました。

 

委員長「こういう予定でこう言う種目がある体育祭にしたいのだけどどうですかね〜?」

私「いいね〜。二人が心の中で『こういう体育祭にしたい!』と思っていることがあったら教えてくれる?」

副委員長「運動があまりできなくても活躍でき、楽しめる体育祭にしたいです!」

委員長「実際に競技している生徒だけでなく、観客も盛り上がれる体育祭にしたいです!」

私「いいじゃない!ではその2つのやりたいことを達成するために、どんなことを計画しているの?」

ふたり「あっ、そこのところは詳細に考えていませんでした。競技の種類や当日の予定で頭がいっぱいで。。。」

私「それもとっても大事。ただ、せっかく心の中に『こういう体育祭にしたい!』という思いがあるのであれば、その目標を達成するための具体策を実行していくと充実感を味わえるかもね。」

 

〜その後、具体的な計画をしばらく議論しました〜

 

校長室に子供達が来るとだいたいこのような展開になります。私はビジネスマン時代に「コーチング」というコミュニケーションスキルのトレーニングを受け、使い続けていたのでついつい会話がコーチング的になっていってしまいます。ただ、コーチングの問いをきっかけに生徒が「すべき」と思っていることよりも「したい」と思っていることを聴くことができます。生徒との距離が近くなる気がして、子供たちと楽しい時間を過ごせています。ビジネスマン時代にコーチングのトレーニングを受けていてよかったと感じています。