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【研修】一人ひとりの生徒の成長する力を引きだすために

 生徒たちが学校に戻ってくる2学期を控えた8月30日と31日、教職員で全体研修を行いました。研修のテーマは、「一人ひとりの生徒の成長する力を引きだしていくために」です。これまでの振り返りから教員が得た気づきを、それぞれの言葉で言語化して組織の共有知にしていくことを行いました。

 本校は国際バカロレアの教育プログラムを導入している認定校です。このプログラムは、世界各国の実践と研究に基づいて緻密に設計されています。私たち現場の教員が、生徒一人ひとりの成長を引きだしていくためには、プログラムから提供されているノウハウをただ知るだけでは不十分です。お預かりしている生徒たち一人ひとりの文脈にもっともあった形になるよう理論と実践をつなぎ、効果的なアウトプットをしていく力量をもつことが大切になります。特に分科会では、高校担任向けの大学進学指導、MYPのコア科目であるService and Action (奉仕と行動)、特別な教育ニーズがある生徒への対応、の3つの会に分かれてケーススタディを行いました。実際のケースを想定したシミュレーションによって、2学期に向けての準備をしました。

 今回の研修には、ゲストとして埼玉大学教育機構の准教授の七田麻美子先生が来てくださりました。生徒の学びの原動力となる「感性」を、開智学園が大切にしてきた探究学習をベースにして育んでいこう、というセッションを見学していただきました。七田先生からは、「教員一人ひとりが学び続けるモチベーションが高く、生徒の成長のためにどのような教育環境をつくっていくかを真剣に議論している姿が、とても印象的だった」というコメントをいただきました。

学校のビジョンと学年の実践のつながり
特別な教育ニーズへの対応を共有する様子
夏期講習での海外中学とのオンライン国際交流(中3)
主体的な学びの原動力となる、感性をどう育てていくか