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一体感の体育祭!

先週の金曜日は千葉県の船橋アリーナ(千葉ジェッツの本拠)で全校生徒の体育祭でした。生徒が種目、運営方法を自身で考え、練習の計画を立て実行していく一大イベントです。私はほんの一部の種目に参加させてもらった以外は観客側だったのですが、「参加型のショー」のバラエティを見ている気持ちでした。何よりもアリーナの選手たちと観客席の一体感が素晴らしく、やる側も見る側も明らかに楽しんでいたことが何よりも嬉しかったです。楽しくてあっという間に終わってしまいました。

実行委員長と副委員長+執行部が決めた目標は(1)学年問わず全員が一体感を持てること、特にアリーナと客席の一体感、(2)スポーツが得意・不得意にかかわらず全員が楽しめること。見事に目標を達成したと思います。よく頑張った!別途「新着情報」体育祭の内容は紹介されるので内容自体はそちらに譲り、私が嬉しかったことをもう一つだけ紹介したいと思います。開会式での生徒リーダーの挨拶。開智日本橋学園の生徒らしいものだと感じたのでご紹介します。

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おはようございます。

僕は緊張で頭がまっ白になることがあって、もし頭が真っ白になったら原稿を読ませていただきます。(すぐに原稿を開く:笑。すぐにしまう。笑)約1ヶ月前、僕かこの開会式の場を預かることが決まってからどういうウケをとろうかと考えて考えて、あげくのはてに 開会式でのスピーチの結果、はちゃめちゃスべるという夢にうなされる続けました。最終的に、だいたい10通くらい思いついて、あとはその日の気分と その場の雰囲気を見て決めようと思いここに至っています。その10コの中で僕は最も真面目で、そこそこよく、あまりウケ所もないものをチョイスしょうと思いました。

僕たちは、いつも間違えてしまいます。小テストの存在を忘れて赤点をとってしまうし、授業中に居眠りしてしまうし、夜ふかしのゲームはやめられず大事な報告は忘れるし、体育副実行委員長なのに昨日の予行練習後は靴を履き替え忘れて上履きのまま帰宅してしまいます。さらにひどいのは、間違えてしまった後に、「でも、これでよかったよね」 「あのとき失敗してたのが逆に…」「今がよければいい」と自分を正当化してしまう。そのたびに、おかしいなと思います。本当は過去の選択が正しいかどうかなんかわからないのに、人はいつも過去の間違いを正当化する。

しかし、残念ながら、僕たちにできることはそれしかないのかも知れません。 過去を正当化するために、今この時間、新しい選択をくりかえすこと。 「今が幸せだからいいよね」と思えるまで、過去の間違いを忘れるまで、新たに何かを選択肢し、間違い直すこと。この体育祭だって、この開会式だって完璧ではないでしょう。もっと面白くできたかもしれない。もっと楽しめる人が増えたかもしれない。 もっと安全にできたかもしれない。後悔はいくらでもできます。

しかし、何かを手に入れようとするとき、僕たちは必ず間違える。そうやって、僕たちの間違いが未来の可能性を狭めていく。それこそが生きることの切なさであり、驚きなのだと思います。僕はいつでも間違える勇気の方につきたい。残りは本番のみとなりました。あと1日、どうか2023年度体育祭を全力で盛り上げてくれると嬉しいです。